産業看護師は通常の看護師とは異なり、病院やクリニックではなく企業内で働きます。
そのため、ビジネス関連の一般教養やマナーも必須となります。
電話応対や名刺交換が必要となるシーンもあるため、基本となるマナーは覚えておきましょう。
メールも、企業別にルールやマナーがあるため、入社後すべて覚える必要があります。
もし、産業看護師の面接を受ける場合は、オフィスカジュアルではなくビジネススーツを着用するようにしましょう。
企業側は、看護師というよりは企業に勤める一員であるという認識で見ています。
面接の受け答えは、ほどよく笑顔を保ちつつ、きちんとした敬語で対応しましょう。
またパソコンスキルの習得も欠かせません。
業務内では、健診結果や研修資料の入力などをパソコンに入力してまとめる必要があります。
エクセルやワード、パワーポイントといった、ビジネスツールのソフト一式は扱えたほうがよいでしょう。
看護師に特化したエージェントでは、無料でソフトの操作をレクチャーしてくれるサービスがある場合もあるため、ぜひ面接前に受講しておく良いでしょう。
ネット上にも解説動画がアップされているので、視聴して自宅で学習するのも良い方法です。
そしてもちろん、医療に対する幅広い知識や技術も不可欠となります。
企業では産業看護師が一人体制の場合も多く、医務室に訪れた社員を見て、休めば治るものか、病院の受診を促すかを見極めなければなりません。求人に「臨床経験3年以上」と掲載されていることもあり、その点からある程度の看護スキルがいることが窺えます。